ワレモコウ

最終更新日
2017/09/23
●学名
Sanguisorba officinalis
●科名
バラ科ワレモコウ属
●花期
6月〜10月
●生育地
日本各地に分布。山地や丘陵地の日当たりのよい草原に生える多年草。
●特徴

太い根茎がある。高さ30〜100cm。茎は分枝し、枝先に穂状花序を付ける。花は花弁がなく、花弁のように見えるものは萼。花序の上から咲き始める。葉は奇数羽状複葉で小葉は楕円形、縁に歯牙がある。

●写真集

ワレモコウの花 ワレモコウ 花之江の郷

●育て方

風通しの良い日当たりで管理する。水を好むので、乾いたら充分に冠水し、水切れに注意する。肥料も好み、春・秋に有機質の置き肥を多めに与える。

梅雨時期にウドンコ病を発生しやすいので、ペンレートなどの殺菌剤を散布して予防する。
またアブラムシにも注意する。

植え替えは3年に1回、休眠期に行う。
用土は特に選ばず、赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などを用いる。
実生は採り播きか早春に播き、翌年開花する。

●近縁種

カライトソウ (北アルプス北部から滋賀県三国山までの亜高山帯〜高山帯の砂礫地、岩壁、草地などに生える高40〜80pの多年草。)

チシマワレモコウ (北海道の亜高山帯〜高山帯の草地に生える多年草。)

ナガボシノシロワレモコウ (北海道、本州中部地方以北、東北アジアに分布し、亜高山帯〜高山帯の泥炭湿原や沼沢地に生える。花が紅紫色のものをナガバノアカワレモコウという。)

ヒメワレモコウ (小型種。寄せ植えに適する。)

ミヤマワレモコウ (雄しべがごく長い北海道アポイ岳や本州中部の高標高地帯に生えるものを別種とすることもある。)

●和名
吾亦紅、吾木香。
●参考図書
趣味の山野草・栽培大辞典(栃の葉書房)、高山植物(山と渓谷社)