コミヤマカタバミ

最終更新日
2015/10/27
●学名
Oxalis acetosella
●科名
カタバミ科カタバミ属
●花期
6月〜8月
●生育地

深山の針葉樹林内などに生える多年草。北半球に広く分布する。日本でも、北海道、本州、四国、九州と全国に分布する。

●特徴

葉は長い葉柄があり、3小葉からなる。小葉は倒心形で長さ1〜3cm、かどはまるみを帯び、すこし毛がある。花茎は葉よりも高く5〜15cm、先端に径2〜3cmで白色または淡紅色を帯びた花を1個つける。刮ハは倒卵形で長さ3〜4mm、全体に密に毛が生えている。

●写真集
カタバミの花コミヤマカタバミ 日光植物園

●育て方

(カタバミに準じる)

春は日当たり良く、夏は風通しの良い半日陰で管理し、水切れに注意する。

肥料は置き肥か、薄い液肥をときどき与える程度。

丈夫な草なので、特に用土は選ばないが、赤玉土と硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。

増殖は分球による。

●近縁種

アカカタバミ (カタバミより葉が小さく、暗赤紫色のもの。)

イモカタバミ (ムラサキカタバミに似ているが、イモのような塊茎によってふえる。)

カタバミ (庭や道ばたなどに普通に見られる高さ10〜30cmの多年草。)

ムラサキカタバミ (南アメリカ原産の多年草で、江戸時代に渡来した帰化植物。)

●和名
小深山傍食、花が小さいことによる。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)