深山の針葉樹林内などに生える多年草。北半球に広く分布する。日本でも、北海道、本州、四国、九州と全国に分布する。
葉は長い葉柄があり、3小葉からなる。小葉は倒心形で長さ1〜3cm、かどはまるみを帯び、すこし毛がある。花茎は葉よりも高く5〜15cm、先端に径2〜3cmで白色または淡紅色を帯びた花を1個つける。刮ハは倒卵形で長さ3〜4mm、全体に密に毛が生えている。
(カタバミに準じる)
春は日当たり良く、夏は風通しの良い半日陰で管理し、水切れに注意する。
肥料は置き肥か、薄い液肥をときどき与える程度。
丈夫な草なので、特に用土は選ばないが、赤玉土と硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。
増殖は分球による。
アカカタバミ (カタバミより葉が小さく、暗赤紫色のもの。)
イモカタバミ (ムラサキカタバミに似ているが、イモのような塊茎によってふえる。)
カタバミ (庭や道ばたなどに普通に見られる高さ10〜30cmの多年草。)
ムラサキカタバミ (南アメリカ原産の多年草で、江戸時代に渡来した帰化植物。)