東アジア、ヨーロッパ、北アフリカに広く分布する越年草。日本では本州、四国、九州にの道ばたや畑地に生える多年草。
四角形で下方から多数分枝し、高さ10〜30cmになる。葉は半円形で、長さ・幅ともに1〜2cm、鋸歯があり、下部のものは葉柄があるが、上部の葉は茎を抱き対生する。上部の葉脈に紅紫色で約2cmの唇形花を数個ずつ輪生する。通常の花より小さく、つぼみのまま結実する閉鎖花が多数混じる。
春の七草の一つにホトケノザがあるが、この花のことではなく、コオニタビラコというキク科の草のことである。有毒、食用にならないので注意。
ホトケノザ冬 野山の冬
ホトケノザ 野山の早春
通年よく日の当たる場所で管理し、灌水は1日1回を目安に十分与える。
肥料は置き肥をする程度でよい。
丈夫な草で、用土は特に気にしなくてもよく育つ。例として用土は赤玉土を2〜3割混ぜ、浅鉢に植え付ける。
増殖は実生で、秋にタネを採り播きして殖やす。
オドリコソウ (野山の道ばたや雑木林の縁などに群生する多年草。)
ヒメオドリコソウ (ヨーロッパ原産の帰化植物。)
マネキグサ (花がまねき猫の手のような形をしているので招き草と呼ぶ。)