茎は根もとから群がって直立し、30〜50pになる。葉は対生し葉柄があり、広卵形、葉の表面および裏面の脈上にまばらに毛があり、ふちにはあらい鋸歯がある。花は白色または淡紅紫色の唇形花で、上部の葉のわきにつく。花冠は長さ2〜4pあり、上唇はやや平たいかぶと形でふちに長い毛がある。下唇は3裂し、中央の裂片は大きく前方に突き出し、2浅裂している。
通年よく日の当たる場所で管理し、灌水は1日1回を目安に十分与える。
肥料は置き肥をする程度でよい。
丈夫な草で、用土は特に気にしなくてもよく育つ。例として用土は赤玉土を2〜3割混ぜ、浅鉢に植え付ける。
増殖は実生で、秋にタネを採り播きして殖やす。
ヒメオドリコソウ (ヨーロッパ原産の帰化植物。)
ホトケノザ (畑や道ばたにうつうに生える高さ20〜30pの2年草。
ヒメオドリコソウとホトケノザの花はよく似ている。いずれも筒部の長い唇形花で、長い毛が密生する。上唇は上にのびてかぶと状。下唇は3裂し、中央裂片はさらに2裂して、花粉を媒介するハナバチ類の足場になっている。上唇に沿って縦に並んだ葯室から花粉をだしている雄しべが見える。)