ヨーロッパ原産の越年草で東アジア、北アメリカに帰化し、日本では明治26年東京の駒場ではじめてきづかれた。帰化植物。関東地方、長野県などの畑、道ばたなどに雑草化している。
茎は高さ10〜25cmで根もとは横にはい、下部の葉はまるい卵形で長い柄がある。上部の葉は三角状の卵形で柄のない苞葉となり、表面には脈に沿って小じわが多く、両面に軟毛がある。花は葉のつけ根から数個ずつ輪のようにつき、葉の間から顔をのぞかせる。
通年よく日の当たる場所で管理し、灌水は1日1回を目安に十分与える。
肥料は置き肥をする程度でよい。
丈夫な草で、用土は特に気にしなくてもよく育つ。例として用土は赤玉土を2〜3割混ぜ、浅鉢に植え付ける。
増殖は実生で、秋にタネを採り播きして殖やす。
オドリコソウ (東アジアの温帯に広く分布する多年草。)
ホトケノザ (畑や道ばたにうつうに生える高さ20〜30pの2年草。
ヒメオドリコソウとホトケノザの花はよく似ている。いずれも筒部の長い唇形花で、長い毛が密生する。上唇は上にのびてかぶと状。下唇は3裂し、中央裂片はさらに2裂して、花粉を媒介するハナバチ類の足場になっている。上唇に沿って縦に並んだ葯室から花粉をだしている雄しべが見える。)