エゾルリソウ

最終更新日
2017/07/28
●学名
Mertensia pterocarpa var. yezoensis
●科名
ムラサキ科ハマベンケイソウ属
●花期
7月〜8月
●生育地
北海道(大雪山系、夕張山地、日高山地)に分布し、高山帯の礫地や草地に生える多年草。
●特徴

高さ15〜40cm。茎葉は6〜10個。卵形で長さ2.5〜5cm。花冠は長さ1〜1.3cm。茎や葉は青白色を帯び、葉は均等に互生、湾曲した7〜9脈が目立つ。花序は垂れ下がり、ほうがない。

●写真集

エゾルリソウの花エゾルリソウ 夏の庭

●育て方

春・秋は日の当たる場所に置き、夏場は明るい日陰で管理する。
灌水は乾いたら与えるようにし、過湿を避ける。
肥料は春に有機質肥料を置き肥するほか、月に1回薄い液肥を与える。
赤玉土・鹿沼土の混合土で中深鉢に植え付ける。
増殖は実生で採り播きする。

●近縁種

ネモフィラ (春から初夏に、澄んだ空色で中心の大きな白目が目をひく5弁花をつける。)

ハマベンケイソウ (海岸に生え、青紫色の花をつける。)

ミヤマムラサキ (日本固有種。亜高山帯〜高山帯の岩場や砂礫地に生える。)

ヤマルリソウ (山の林縁や道ばたなどに生える多年草。)

ワスレナグサ (寒さには丈夫だが、乾燥地では発育がよくない。日当たりのよい肥沃地を好む多年草。)

●和名
蝦夷瑠璃草。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)