日本原産。北海道から近畿以北までの山地、湿地帯に分布する多年草。千島列島や樺太でも見ることができる。
高さ20〜60p。花は長さ3〜5p、先は5裂し、天気が良いと開く。葉は対生し、披針形。
茎が太く直立し、花は上部の葉脇や茎頭につく、広く流通する切花用のリンドウは本種の系統
エゾリンドウ 日光・白根
エゾリンドウ 日光植物園
エゾリンドウ 尾瀬
シロバナエゾリンドウ 尾瀬
3〜4号程度の深めの鉢に硬質鹿沼土5に軽石砂5などの用土で植える。
植え替えは2年毎に3〜4月中旬に行う。
通年、日当たり(日が当たらないと花が開かない性質がある)と風通しの良い場所に置く。
水やりは表土の乾きを目安にたっぷりと与える。休眠期も忘れずに与える。
施肥は植え付け後に鉢の縁に有機性もしくは化成の固形肥料を置肥する。
殖やし方は植え替え時の株分け、実生増殖も容易。
アサマリンドウ (伊勢の朝熊山にその名が由来する小型種。紀伊半島、中国地方、四国、九州に分布。)
エゾオヤマリンドウ (エゾリンドウの高山型)
オヤマリンドウ (東北から中国地方、四国の亜高山に分布し、エゾリンドウに似るが花冠の上部が平開しない。)
タテヤマリンドウ (北海道と本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の湿原に生え、全体が小さく、また花茎の数が少なく、花もやや小型で淡紫色〜白色のもの。)
ツルリンドウ (日本各地に分布するつる性の多年草。)
トウヤクリンドウ (本州の中部地方以北の高山帯の草地や風衝地、時に湿地の周辺に生え、花色が日本産のリンドウ属との種としては例外的な淡黄白緑色の多年草。)
ハルリンドウ (日当たりがよく、湿り気のある草地に生える越年草。冬はロゼットで冬越しする。)
フデリンドウ (山野の日なたに自生し、ハルリンドウよりやや小型。根元の葉はロゼットにならない。北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、サハリンなどに分布。)
ホソバエゾリンドウ (エゾリンドウの母種)
ミヤマリンドウ (北海道・本州の中部地方以北に分布。花冠裂片の副片は平開する。)
リンドウ (本州、四国、九州に分布する山野や田の畦などに生える多年草。)