長さ40〜60cm。茎は無毛で細く、つるになって他のものにからむ。つるは紫色を帯びる。葉は卵状披針形で長さ3〜5cm。裏面は紫色を帯びることが多い。花冠は淡紫色で5裂し、副片がある。果実は液果で赤紫色。
ツルリンドウ 安達太良山
3〜4月はよく日に当て、以後は明るい日陰で管理する。暑さに弱いので、夏は涼しい場所で保護すること。
灌水は1日1回を目安に充分与えるが、過湿には注意する。
肥料は有機質肥料を置き肥するか薄めの液肥を時々与える。
硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土に水はけ良く植え付ける。
増殖は、春の植え替え時に株分けするか、5〜6月頃に茎を切り取り、鹿沼土床に挿すとよく発根する。
アサマリンドウ (山地の林内に生える高さ10〜25pの多年草。)
エゾリンドウ (北海道、本州、中部地方以北の山地に自生。切り花として売られているリンドウは、エゾリンドウの栽培品。)
オヤマリンドウ (東北から中国地方、四国の亜高山に分布し、エゾリンドウに似るが花冠の上部が平開しない。)
タテヤマリンドウ (北海道と本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の湿原に生え、全体が小さく、また花茎の数が少なく、花もやや小型で淡紫色〜白色のもの。)
トウヤクリンドウ (本州の中部地方以北の高山帯の草地や風衝地、時に湿地の周辺に生え、花色が日本産のリンドウ属との種としては例外的な淡黄白緑色の多年草。)
ハルリンドウ (日当たりがよく、湿り気のある草地に生える越年草。冬はロゼットで冬越しする。)
フデリンドウ (山野の日なたに自生し、ハルリンドウよりやや小型。根元の葉はロゼットにならない。北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、サハリンなどに分布。)
ミヤマリンドウ (北海道・本州の中部地方以北に分布。花冠裂片の副片は平開する。)
ヤクシマリンドウ (屋久島に分布する高地の岩上に生える多年草。)
リンドウ (本州、四国、九州に分布する山野や田の畦などに生える多年草。)