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(印象)ニッコウキスゲのように花を見たらユリでいいんじゃないか、と思えるような種類も実は別のワスレグサ科になったことに生物の進化は多彩だと感慨もひとしおです。
こちらも、科名がワスレグサ科、ススキノキ科など属名がキスゲ属、ヘメロカリス属、ワスレグサ属などと乱立していますが、四季の山野草図鑑ではススキノキ科とワスレグサ属を採用しています。理由は特にありませんが、Wikipediaも同じ設定のようです。

トビシマカンゾウは山形県飛島と新潟県佐渡島に固有。ひとつの花径につく花がゼンテイカ(ニッコウキスゲ)は数個だが、トビシマカンゾウは10個以上である。ニシノハマカンゾウは九州西部にあり、基準変種ノカンゾウとは葉がより厚くて常緑であることおから区別できる。また、ハマカンゾウはストロンを出すが、ニシノハマカンゾウは出さないことで区別できる。ノカンゾウのもう一つの変種ヒメノカンゾウは3倍体の不稔性で、京都府にある。トウカンゾウは長崎県男女群島にあり、晩春に咲く。ハマカンゾウに似るが、これらは晩夏から秋に咲くことで区別できる。参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)
高山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
園芸植物 (山渓カラー名鑑)
最終更新日 2018/04/05