山地の林床などの木陰に群生していることが多い。日本には白花のヤマシャクヤク(関東地方以西の本州から四国、九州、朝鮮半島に分布)と紅花のヤマシャクヤク(北海道から本州、四国、九州と朝鮮半島、中国、樺太に分布)の2種が自生する多年草。
高さ約40cm、葉は2回3出複葉で小葉は楕円形で先が尖る。花は白色で茎頂に1個付き、上向きに開く。
流通している濃紅色花は日本各地、中国、朝鮮半島などに分布する淡紅色のベニバナシャクヤクの濃色選抜品。
ヤマシャクヤク 庭の春
通年木漏れ日が当たる程度の木陰に置く。雪や寒さが厳しいところでは保護が必要。水やりは適宜与えるが、休眠中も必要。
実生は採り蒔き、株分けは3芽以上を目安に分ける。
シャクヤク (東アジア、シベリア原産の多年草。)
ベニバナシャクヤク (葉の裏に微毛がある。)
ホソバシャクヤク (ヨーロッパ産で葉が細い。)
ボタン (中国原産の落葉低木。)