高さ6mになり、よく分枝して古枝にはトゲがある。花は芳香があり、白色〜紅色まで変化が多く、ふつう一重咲き(八重咲きも多い)で、花びらは5枚、実は球形で、梅干しになる。
ウメ 熱海梅園
紅梅 野山の早春
白梅 野山の早春
紅梅 星野の早春
日当たりのよい肥沃地に植える。
植え替えは2月〜3月上旬が最適期だが、落葉中ならいつでも扱える。
12月下旬〜1月上旬が剪定の後期、混みすぎた枝を抜き、徒長枝に20〜30cm残し切り詰める。
施肥は寒肥を与え、花後と秋口に化成肥料を与える。
殖やし方は接ぎ木、実生、春ざし。
野梅系 (本来ウメが持っている野性的な性質をひきついでいるもの。さらに細分されて、白加賀・八重寒紅・月宮殿などの野梅性、古金欄・紅筆などのように、蕾の先が筆の穂のようにとがり、紅色になる紅筆性、難波紅などの小ぶりで、とけ状の小枝が少ない難波性、緑萼梅・月影のように蕾も枝も緑色をした青軸性に分けられます。)
紅梅系 (野梅系から変化したもので、葉や枝に野梅に似ています。花の色に関係なく、枝を折ってみて木部の髄が紅色である品種。佐橋紅・紅千鳥・関守・大盃・唐梅など。)
豊後系 (ブンゴウメの系統で、ウメとアンズの中間的性質。枝や葉が他の系統より大きく結実も豊富。黒田・楊貴妃・武蔵野・大湊など。)
杏系 (豊後系よりさらにアンズに近く、ウメの印象が薄い品種。葉に毛がなく、花からはウメが放つ芳香も感じません。花期もおそめ、記念梅・獅子頭など。)
サクラ (アジアに広く分布する落葉高木で、数あるサクラの品種の総称)