山地の林縁や崖などやや湿った場所に生え、北海道の一部から本州、四国、九州に分布し、花被片(花弁)は白く紫色の斑点が多数入る。
ホトトギス(白花) 四季の山野草〜花之江の郷
ホトトギス 野山の秋
用土は赤玉土4に軽石砂4、腐葉土2などを配合して植える。
半日陰や午前中に陽が射す程度の場所に置く。上部が枯れて休眠する冬季は寒風や強い霜の当たらない場所に置く。特に台湾の原産種は寒さに弱い種もあるので注意する。
水やりは芽が出る季節は多く、その後は表土の乾きを見て與える。特に夏期の水切れは葉を枯らすので注意する。
繁殖は芽だし前に植え替えをかねた株分け、6月に茎挿し、水苔に取り播きを行う。
シロホトトギス (ホトトギスの斑点の色素が抜けた純白花。「白楽天」の園芸品種名で親しまれている。)
サツマホトトギス (ホトトギスの茎や葉に毛のない種が鹿児島県に分布。)
タイワンホトトギス (台湾に5種ほどが分布するうちの代表種。これらの種の花の選別種や日本の原産種などとの交配種などが育種され、さまざまな園芸品種が流通する。)
タマガワホトトギス (本州、四国、九州に分布し、山地の谷沿いや湿った林内に生える多年草。)
ヤマジノホトトギス (北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生える多年草。)