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シナマンサク

最終更新日
2018/02/12
●学名
Hamamelis mollis
●科名
マンサク科マンサク属
●花期
1月〜3月
●生育地

中国中部原産の落葉小高木。

●特徴

高さ2〜9mになる。幹は根元からよく分枝し、平たい球形の樹冠をつくる。
本年枝は綿毛が密生する。
花は葉が展開する前に開花する。前年の葉腋からでた短い柄の先に黄色の花が集まって咲く。花は香りが良い。花弁は4個。長さ1.5〜2.3cmの線形。萼片は4個、卵形で暗紫色、外面は鉄さび色の毛におおわれる。

●写真集

シナマンサクの花シナマンサク 花之江の郷

●育て方

腐植質に富んだ排水のよい湿潤な肥沃土を好む。根鉢よりやや大きめの植え穴を掘り、完熟堆肥や腐葉土をたっぷりすき込んで土中の湿度を保つ。植え付け後は敷きワラをして乾燥を防ぐ。

剪定は込みすぎた枝を切る程度にとどめる。だが強い切り込みにも耐えるので、狭い所などでは4月中旬頃、適宜切り詰める。

施肥は冬期、根元のまわりに堆肥や鶏糞を埋め込む。8〜9月に油粕と化成肥料を等量混ぜたものを半握りか、スコップ1〜2杯の鶏糞を根元にばらまく。

●近縁種

ウラジロマンサク (中部、近畿地方に分布。)

オオバマンサク (本州中部以北に分布。マンサクより葉がやや大きいい。)

ベニバナトキワマンサク (葉や花が紅色の種。)

マンサク (山地のやや乾いた斜面や尾根の林内に生える。)

●和名
支那満作。
名の由来は枝一面に花をつけるため「満作」とも、「まず咲く」が転訛したとも言う
●参考図書
樹に咲く花(山と渓谷社)、家庭の園芸百科(主婦と生活社)