北海道(利尻島、ニセイカウシュッペ山、富良野岳、阿寒山系、知床半島、羊蹄山)、本州(日光、浅間山、北・南アルプス、八ヶ岳)、東北アジアに分布し、海岸〜高山帯の岩場に生える多年草。
花は単生、直径約1.5cm。集散花序にならない。葉は卵形、灰白色を帯び、かたくて毛がない。高さ3〜15cm。
新鮮な花は葯の色が赤くて美しい。
風通しの良い日当たりで管理する。
灌水は乾き気味にし、過湿による蒸れを避ける。
肥料は薄い液肥を与える。
植え替えは硬質赤玉土、硬質鹿沼土、軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。
増殖は挿し芽と実生による。挿し芽は6月が適期。実生は採り播きが良い。
イワツメクサ (本州中部似分布する日本固有の多年草。高山の岩礫地に生える。)
エゾイワツメクサ (大雪山に自生する。)
オオイワツメクサ (北海道の夕張山地、日高山脈に生え、イワツメクサよりも茎が太い。)
ハコベ (世界中でどこにも見られる越年草。ミヤマハコベよりやや小さい花を咲かせる。)
ミヤマハコベ (川岸の林中や山地の木陰などに生える高さ20〜30cmの多年草。 )
色丹繁縷
別名:ネムロハコベ