茎は斜上するが、のちに地をはう。葉は対生し、卵円形か卵形で長さ1〜4cm、先はとがり、基部と葉柄に長い軟毛がある。葉のわきから花柄をだし、径1.5mmぐらいの白い花を開く。花弁は5個で萼片より長く、2深裂する。萼片の先は鋭形で、外側に白くて長い毛が生える。秋にはしばしば閉鎖花をつける。
ミヤマハコベ 日光植物園
風通しの良い日当たりで管理する。
灌水は乾き気味にし、過湿による蒸れを避ける。
肥料は薄い液肥を与える。
植え替えは硬質赤玉土、硬質鹿沼土、軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。
増殖は挿し芽と実生による。挿し芽は6月が適期。実生は採り播きが良い。
イワツメクサ (本州中部似分布する日本固有の多年草。高山の岩礫地に生える。)
ウシハコベ (日本全土に生える越年草または多年草。)
サワハコベ (林下の湿ったところに生える多年草。)
オオヤマハコベ (山地の湿った林内に生える多年草。)
シコタンハコベ (葉が灰白色を帯び、海岸〜高山帯の岩場に生える多年草。)
ハコベ (世界中でどこにも見られる越年草。ミヤマハコベよりやや小さい花を咲かせる。)