ヨーロッパ、アジア、アフリカなどに分布。明治時代初期に日本に導入。日本各地の野原や道ばた、畦道などに生える越年草の帰化植物。
茎は分枝して這い、長さ10〜40cm。花は1日花で茎上部の葉腋に1個ずつ付く。葉は卵円形で茎の下部では対生し、上部では互生する。
オオイヌノフグリは1日花であり、朝開いて夕方には閉じて落下してしまう。
オオイヌノフグリ 早春の野山
とても丈夫な草で、管理は楽。日当たりのよい場所に庭植えすれば、こぼれたタネでよく増える。乾いたら潅水し、肥料もあまり必要ない。
鉢植えは用土も特に選ばず、横に這うため平鉢に植える。越年生のため、増殖は秋にタネを採り播きする。
イヌノフグリ (日本産で、花は赤紫、オオイヌノフグリより小型。)
クワガタソウ (本州の太平洋側に分布し、木陰に生える多年草。)
タチイヌノフグリ (帰化植物。茎は立ち上がる。)
テングクワガタ (北海道、本州(尾瀬、北アルプス、八ヶ岳、七面山)、に分布し、低山帯上部〜亜高山帯に生える多年草。)