ミスミソウ・オオミスミソウ

最終更新日
2018/01/15
●学名
Hepatica nobilis var.japonica
●科名
キンポウゲ科スハマソウ(ヘパティカ)属
●花期
3月〜4月
●生育地

関東・新潟以西に分布。
新潟県周辺の集団には花の変異が多く、花弁(学術上は萼片)の色は千差万別で、花の形も6弁の標準花に始まり、多弁花、雄退花、変化花、へらしべ咲き、二段咲き、三段咲き、唐子咲き、千重咲き、妖精咲きなどがあり、葉面には無紋やさまざまな斑模様が描かれる。

やや湿り気があって、早春によく陽の当たる山地の斜面や落葉広葉樹林の林床や林縁に生育する。

●特徴

花は春早く咲くが、根出葉は越年する。草丈10〜15cm。根出葉、茎葉とも幅広い三角形で、3中裂する。花は径1〜1.5cm。花弁状萼片は5〜10枚。白・青〜紅色など花色には変異が多い。

●写真集

オオミスミソウオオミスミソウ 佐渡・新潟

オオミスミソウ青紫色の花

オオミスミソウ赤紫色の花

オオミスミソウ 庭の早春

●育て方

新葉展開前の水切れは致命傷となる。春は絶対に水切れをさせないこと、その後の過湿は厳禁。葉を強い日差しに当てないよう、遮光ネットなどを利用する。寒い地方では、降霜に備えて冬囲いを怠らないこと。晩秋から厳寒は防風対策をする。

増やし方は株分けと実生が一般的。根伏せもできる。株分けは春と秋が適期。実生は5月に採りまきにする。株分けは同じクローンを殖やすだけだが、実生の場合は多くの株を得るばかりか、他花との交配によって親株と異なった花を咲かせることができる。根伏せを秋の植え替え時に、根のついている古い根茎を切り取って、表土よりも2〜3cm下に横に寝かせて植える。

露地植えは、初夏〜初秋にかけて涼しい日陰のできる落葉広葉樹の下を選び、肥沃な用土をよくすき込んで植えつける。

●近縁種

オオミスミソウ (ミスミソウの1変種で、大型で日本海側に生えるものをいう。)

スハマソウ (ミスミソウの変種で葉の先が丸い。ミスミソウ、スハマソウとも、太平洋側のものは白花もしくは白色似近いものが多く、日本海側では色の変化が多い。)

●和名
三角草。一枚の葉が三方向に分かれ、全体が三角形に見えることに由来する。
英名の「Liver leaf」は、その個性的な葉の形が、人の肝臓の形に似ていることからつきました。
別名、雪割草(ユキワリソウ)。どんなに雪が積もっていても早春になると雪の下から現れ、冷たい風に吹かれながらも咲く姿が印象的なことからつきました。
●花言葉
忍耐、自信、高貴
花言葉は花の忍耐強さ、気高さ、力強さを表現したものです。
●参考図書

日本の野草(山と渓谷社)、山野草大百科(講談社)、山の花1200(平凡社)、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著、ナツメ社)