コヒルガオ

最終更新日
2018/06/19
●学名
Calystegia hederacea
●科名
ヒルガオ科ヒルガオ属
●花期
5月〜8月
●生育地

日本各地に分布し、野原や道ばた、畑、造成地など、日のよく当たる乾燥したところにも強い。

●特徴

白くて細い地下茎をのばしてふえる。地上の茎はつるをのばしてまわりのものにからみつく。葉は細い三角状だが、基部の両側がほこ形に張り出すので、五角状に見える。葉のわきから2〜5cmの花茎をだし、その先にアサガオ形で3〜3.5cmの花をつける。花筒と萼をはさみ込むように、三角状で長さ1〜2cmの苞葉が2個つく。花柄の上部に縮れたひれがでる特徴があるので、よく似たヒルガオと区別することができる。コヒルガオはアジア東南部に広く分布している。

コヒルガオとヒルガオの葉を比べると、コヒルガオの方が葉の基部が大きく横にはりだしている。

●写真集

コヒルガオコヒルガオ

●育て方

日当たりで管理し、肥料は置き肥をするほか、薄い液肥を月に1〜2回与える。

灌水は1日1回充分に与えるが、過湿にならないよう注意する。

大きめの中深鉢に赤玉土と鹿沼土を混合して植え付ける。鉢からつるが広がらず巻き付くよう支柱を立てるなどしても面白い。

●近縁種

アメリカン・ブルー (アメリカからアルゼンチンに分布する多年草または低木。半つる性。)

ハマヒルガオ (海岸の砂地に生える蔓性の多年草。)

ヒルガオ (日本各地に分布し、日当たりのよい野原や道ばたなどに生える蔓性の多年草。)

マルバルコウソウ (熱帯アメリカ原産のつる性の一年草。)

●和名
小昼顔。和名は昼顔に比べて花や葉が小さいことによる。
●参考図書
野に咲く花(山と渓谷社)、花と木の名前(主婦と生活社)