キンラン

最終更新日
2016/02/20
●学名
Cephalanthera erecta
●科名
ラン科キンラン属
●花期
4月〜6月
●生育地
本州(東北地方南部)、四国、九州の落葉樹の疎林内に分布する多年草。
●特徴

茎の上部に縦筋の通った葉を約5枚付ける。高さ30〜80cm。花は上部に3〜10個上向きに咲くが、ややつぼんだような状態。根茎は短く、硬い根が多数出る。

●写真集

キンランの花キンラン みかも山

●育て方

半腐生植物または菌従属栄養性ランで、生きている木の根、ラン菌、ランとの三位一体でなり立つ環境で生育しているので、ランだけ切り離すことができないため、通常の栽培は不可能。

●近縁種

ギンラン (山地の林内に生える多年草。)

ササバギンラン (笹葉銀蘭、北海道〜九州の深山に生え、草丈30〜50p、葉は数が多く、細長く先が鋭く伸長し、花序の花数も多く花(萼片)の先端も鋭く尖る。ギンランよりも花・葉ともに大きい。)

●和名
金蘭。花が黄色なのでこの名がある。
●参考図書
山草図鑑、小型野生らんを楽しむ(栃の葉書房)