山野(日本全国)、台湾、中国、朝鮮半島に分布。日当たりのよい山地や野原に生える多年草。
花が咲くと、その鮮やかな黄色の花は遠くからでも目立つ。根茎はきわめて短く、下に多くのひげ根をだす。茎は高さ30〜60cmになり、開出する毛が多く、上部はよく枝分かれする。根生葉は長い柄があり、やや深く掌状に3裂し基部は心形になる。茎葉は上部のものは柄がなく、披針形で3裂する。つやのある黄色の花は径2cmほどあり、花弁は5個ある萼片は緑色で5個あり、外側に毛が多い。花弁に包まれて多数の雄しべと雌しべがある。花のそう果が多数集まって、径5〜6mmの球形の集合束となる。そう果は倒卵形で長さ2.5mm、宿存する花柱はごく短く、先は曲がらない。有毒植物。
キンポウゲ 花之江の郷
日当たりのよい場所で管理。
灌水は乾き過ぎない程度とし、肥料は置き肥する。
植え替えは硬質鹿沼土と赤玉土の混合土などで植え付ける。
イブキキンポウゲ (キンポウゲの変種で、伊吹山に見られる多年草。)
キツネノボタン (日本各地に分布。日当たりの良い湿り気のある草地に分布。)
バイカモ (北海度、本州に分布し、浅くてきれいな水中に生える多年草。)
ヒメリュウキンカ (原産地はイギリス。ユーラシア大陸に広く分布。山野の湿った草原や川沿いの林床 などで生育。)
ミヤマキンポウゲ (高山の草地に群生する多年草。)