中国原産の大型種で露地植えでも育てられ、白花も普及。古くから栽培されているため、日本原産と思われがち。
全体に粉白色を帯びやわらかい。高さ50〜70cm、葉は羽状に裂け、最終裂片は長さ4〜7cmある。茎頂および葉腋より斜めに花茎を伸ばし、高山植物のコマクサに似た花を花茎に沿って1列に並び咲かせる。白花(f.alba)もある。
ケマンソウ 春の庭
白花
水はけを考慮して、硬質鹿沼土5に軽石砂5などの配合用土で植える。
根の成長が活発なので、1〜2年ごとの株分けを兼ねて植え替える。作業の適期は9月中旬〜10月中旬。
西日の当たらない半日陰が適地。
殖やし方は植え替え時の株分けや実生栽培が容易。
主に根や葉にビククリン、プロトビンなどの毒性成分が含まれているので注意。
コマクサ (シベリア東部の温帯に分布し、高山に生える。)
ハナケマンソウ (北アメリカの原産種で小型の鉢植えに小型の鉢植えに向く強健種。白花や濃色花なども流通する。草丈50cm、花は2cm。半日陰の排水性の良い所を好む。)