熱帯を中心に世界的に分布し、約50属1000種、日本に4属43数種、日本の固有植物は20種3亜種1変種、APGV分類体系では、一部の属がトリハボク科が多い。
木本も草本もある。葉は対生、まれに輪生、単葉で鋸歯がなく、托葉もない。葉、萼片、花弁に油点や油線がある。花序は2出集散状。花は(4−)5数性、花弁は多少とも左右にゆがむ。雌しべは1個、子房上位、多くは刮ハをつくる。
木材や樹脂、染料、薬などに使われ、有用な植物が多い。
Guttaは「油点」の意味で、葉の表面に油点のある種が多い。科名はClusiaseaeと表記する場合もある。
(印象)尾瀬でしか見たことがないが、小さい割に派手な感じのする黄花だ。
オトギリソウ属(Hypericum)・・・日本に40種近くあり、その多くくが固有種である。日本産のものの多くは草本植物であり、葉や花弁などの腺や点の色や入り方などが種を識別する特徴とされているが、実際の種の識別は困難であるものが多い。
オトギリソウ節シナノオトギリソウ科
ハコネオトギリ本州(富士箱根伊豆地域)に分布する。ニッコウオトギリは本州(栃木、群馬、長野)に分布する。ナガサキオトギリは屋久島に分布する。サワオトギリは北海道(渡島)、本州(東北、関東北部、中部、近畿北部、中国)、九州(北部、中部)に分布する。最終更新日 2018/02/26