シナノオトギリ

最終更新日
2016/09/03
●学名
Hypericum erectum
●科名
オトギリソウ科オトギリソウ属
●花期
6月〜8月
●生育地

中部地方に分布し、亜高山〜高山の草地や林縁に生える高さ10〜30pの多年草。

●特徴

葉は対生し、卵状楕円形で長さ1.5〜3p。ふちに黒点、葉面に明点がある。花は集散状につき、花弁は黄色で長さ1.5p、黒線がある。萼片のふちに黒点はない。花柱は子房より長い。

●写真集

シナノオトギリの花シナノオトギリ 乗鞍岳

●育て方

よく日に当て、風通しの良い場所に置き、水は十分与える。

肥料は置き肥をする。

植え替えは総春花秋に、赤玉土、硬質鹿沼土を混ぜた用土で植え付ける。

増殖は株分けまたは実生で、実生は採り播きにする。

●近縁種

イワオトギリ (本州、中部地方以北の高山に自生する。)

オトギリソウ (山野から亜高山に生える高さ20〜60cmになる多年草。)

ダイセンオトギリ (本州中部地方の日本海側の高山に自生する。)

タカネオトギリ (北四国の高山、九州の祖母山に自生する。)

トモエソウ (山地の草原に生える多年草。)

●和名
信濃弟切。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)