キョウチクトウ科

キョウチクトウ科の花

学名:Apocynaceae

分類:双子葉植物

熱帯、亜熱帯を中心に約170属1500種以上が分布する。木本、草本、一年草、多年草、ツル性、多肉など、その形態はさまざま。茎などを切ったときに出る白い樹液には毒があるが、一部はアルカロイドを含み、強心剤などに使われる。また、ガム(チクル)を採集する種もある。葉は対生または輪生し、単葉で全縁である。花は通常花冠が5裂した完全花で、基部が合成した筒状の合弁花となる。
科名はApo(離れた)とcyno(犬)の合成で、その毒性から「犬を遠ざける」の意味がある。
日本に9属12種、日本の固有植物2種、APGV分類体系ではガガイモ科が本科と合一された。

(印象)キョウチクトウというと、よく街路樹に使われるピンクの濃い花の木が思い出される。身近にある割に、薪などに使って気分が悪くなるなど毒性があることに驚かされた覚えがある。

 

キョウチクトウ科の屬と花の紹介(四季の山野草編)


参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)   園芸植物 (山渓カラー名鑑) ハワイアン・ガーデン―楽園ハワイの植物図鑑

最終更新日 2019/10/04

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