ツバキ

最終更新日
2018/02/07
●学名
Camellia japonic
●科名
ツバキ科ツバキ(カメリア)属
●花期
●生育地

野生種は日本の九州から青森県、さらに朝鮮半島まで分布するが、中国の四川省、山東省、江西省にも自生している。
古くから観賞用の庭木として植栽されている常緑高木。
自生種には主に太平洋側に生えるヤブツバキと日本海側に生えるユキツバキがある。

●特徴

花は5枚の花びらが完全には開かず、多数のおしべは単体となる。園芸品種は200以上あり、花色や咲き方もさまざまである。

18世紀にヨーロッパに渡ったツバキは、ビロードのような美しい花びらを持つ花として、19世紀のヨーロッパ社交界で一大ブームとなり、小説「椿姫」が生まれました。

●写真集

ツバキの花ツバキ 野山の冬

●育て方

繁殖は実生、挿木、接木による。

●近縁種

サザンカ (本州〜南西諸島に分布する常緑高木。)

トウツバキ (中国南部に分布する常緑低木から高木で、自生地では15mにもなる。) 

ユキツバキ (おもに日本海側の山地に自生する常緑低木。)

●和名

椿。
別名 ヤブツバキ。

●花言葉
完全な愛、控えめなやさしさ
(赤)気取らない魅力、控えめな美徳
(白)理想の愛、誇り

花言葉の「控えめな」という形容は、花のあでやかさのわりには香りがないことからきています。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、花とちぎ路(下野新聞社) 、山の花1200(平凡社)、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著、ナツメ社)