野生種は日本の九州から青森県、さらに朝鮮半島まで分布するが、中国の四川省、山東省、江西省にも自生している。
古くから観賞用の庭木として植栽されている常緑高木。
自生種には主に太平洋側に生えるヤブツバキと日本海側に生えるユキツバキがある。
花は5枚の花びらが完全には開かず、多数のおしべは単体となる。園芸品種は200以上あり、花色や咲き方もさまざまである。
18世紀にヨーロッパに渡ったツバキは、ビロードのような美しい花びらを持つ花として、19世紀のヨーロッパ社交界で一大ブームとなり、小説「椿姫」が生まれました。
ツバキ 野山の冬
繁殖は実生、挿木、接木による。
サザンカ (本州〜南西諸島に分布する常緑高木。)
トウツバキ (中国南部に分布する常緑低木から高木で、自生地では15mにもなる。)
ユキツバキ (おもに日本海側の山地に自生する常緑低木。)
椿。
別名 ヤブツバキ。