タツナミソウ

最終更新日
2018/02/04
●学名
Scutellaria indica
●科名
シソ科タツナミソウ(スクテラリア)属
●花期
初夏
●生育地
本州、四国、九州に分布し、山地の樹林下や、野原に自生するシソ科の多年草。
●特徴

茎は短くはった地下茎から立ち上がり、20〜40cmとなる。白い毛が多く、柄のついたまるい卵形の葉を数枚対生する。花は青紫色で、基部で曲って立ち、まねき猫の手のような形となり、下の唇弁は広く紫の斑点がある。

●写真集

タツナミソウ(青紫)タツナミソウ 青紫花

タツナミソウ(紅紫)タツナミソウ 紅紫花

タツナミソウ(白)タツナミソウ 白花

タツナミソウ 庭の春

●育て方

春・秋は日に当て、夏は風通しの良い半日陰で管理する。

灌水は乾いたら充分に与えるようにし、過湿にならないように注意する。

肥料は少なめに与える。

植え替えは2〜3年ごとの芽だし頃に行い、用土は特に選ばないが、水はけの良い用土を主体に植え付ける。

増殖は株分け、実生により、実生は4月頃に播く。丈夫で作りやすい。

●近縁種

オカタツナミソウ (和名のごとく丘や雑木林のふちなどに生える多年草。)

コバノタツナミソウ (ビロードタツナミともいう。本州の中部、南部と四国、九州の海岸沿いに分布。)

シソバタツナミソウ (沢沿いの林の中などに多い多年草。葉裏は紫色で、シソの葉に似ている。タツナミソウのうちでも、葉脈が美しく葉だけでも結構楽しめる。)

●和名
立浪草。
その名の通り、浮世絵に描かれる波に花の形が似ていることから名づけられました。
別名スイモノグサ。

●花言葉
私の命を捧げます
花言葉の「私の命を捧げます」は、一つの茎につく花のすべてが同じ方向に咲くことから、一途な愛情を連想させるため、かわいらしい花からは想像しにくいドラマティックな花言葉です。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、趣味の山野草・栽培大辞典(鞄ネの葉書房)、山野草大百科(講談社) 、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著、ナツメ社)