茎は短くはった地下茎から立ち上がり、20〜40cmとなる。白い毛が多く、柄のついたまるい卵形の葉を数枚対生する。花は青紫色で、基部で曲って立ち、まねき猫の手のような形となり、下の唇弁は広く紫の斑点がある。
タツナミソウ 青紫花
タツナミソウ 紅紫花
タツナミソウ 白花
タツナミソウ 庭の春
春・秋は日に当て、夏は風通しの良い半日陰で管理する。
灌水は乾いたら充分に与えるようにし、過湿にならないように注意する。
肥料は少なめに与える。
植え替えは2〜3年ごとの芽だし頃に行い、用土は特に選ばないが、水はけの良い用土を主体に植え付ける。
増殖は株分け、実生により、実生は4月頃に播く。丈夫で作りやすい。
オカタツナミソウ (和名のごとく丘や雑木林のふちなどに生える多年草。)
コバノタツナミソウ (ビロードタツナミともいう。本州の中部、南部と四国、九州の海岸沿いに分布。)
シソバタツナミソウ (沢沿いの林の中などに多い多年草。葉裏は紫色で、シソの葉に似ている。タツナミソウのうちでも、葉脈が美しく葉だけでも結構楽しめる。)