シロバナタンポポ

最終更新日
2016/04/17
●学名
Taraxacum albidum
●科名
キク科タンポポ属
●花期
3月〜5月
●生育地
本州の関西以西、四国、九州に分布し、道ばた、野原などに生える多年草。
●特徴

日本在来種で、ヨーロッパ原産のセイヨウタンポポなどが帰化する前は、関西以西ではタンポポといえば本種を指した。花の中心は黄色を帯びる。高さ30〜40vm、花は舌状花からなり径約4p、カンサイタンポポなどと比べ大形である。葉は根生で羽状に中裂、やや立つ性質がある。
カンサイタンポポとケイリンシロタンポポの交雑種。他のタンポポより舌状花が少なく白色なので区別は容易<。/p>

●写真集

シロバナタンポポシロバナタンポポ

●育て方

丈夫なので用土は特に選ばないが、やや大きめの中深鉢に植え付ける。用土は赤玉土や硬質鹿沼土の単用で良い。庭植えすると管理に手がかからず良く育つ。実生でよく殖える。多湿と凍結に注意する。

●近縁種

カンサイタンポポ (長野県以西の本州、四国、九州に分布する。草地に生える雑草。)

ケイリンシロタンポポ (朝鮮半島から中国東北部にかけて分布する白花のタンポポ 。)

セイヨウタンポポ (ヨーロッパ原産の多年草で明治頃日本に帰化。頭花は黄色。都市部で見られるのはほとんど本種。)

●和名
白花蒲公英。タンポポの名前は、花の形を鼓に見立てそれを擬音化した幼児語が由来であるとか、綿毛がたんぽ(綿を布でくるんだもの)に似ているからなど諸説ある。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)