本州(東北地方南部〜中部地方)に分布し、高山帯の草地や礫地に生える2年草または1年草。
高さ30〜40p。マツムシソウより頭花が大きく、萼片は長い。
タカネマツムシソウ 白馬八方尾根
風通しの良い日当たりで管理する。
肥料は春・秋に置き肥をする。
越年草なので、毎年タネを播いて更新する。
タネは採り播き、または翌年の早春に播き、本葉が出たら移植する。
用土は硬質鹿沼土・軽石の混合土などを用い、水はけ良く植え付ける。
丈が高くなるので庭植えにも向き、日の当たる場所に植え付ける。
アカバナマツムシソウ (クナウティア属に分類されることが多い。特異なアカバナ種で、性質が強く鉢植えによい。)、
などがその代表種で、苗が広く流通している。
キバナマツムシソウ (ヨーロッパの南東部、中央部の原産種でパールイエローの花が咲く。ス・オクロレウカ)
スカビオサ・ルキダ (ヨーロッパの南部と中央部の原産。赤みを帯びる美花)
スカビオサ・ファリノサ (チュニジアの原産。葉が厚く茎が木質化する)
ソナレマツムシソウ (関東地方の海岸に生える変種。矮小で葉が厚い。)
海外からの導入種として
トウマツマツムシソウ (別名エゾマツムシソウ。本州北部から北海道、東アジアに分布。葉の裂片の先が鋭い。)
ヒメマツムシソウ (ヨーロッパなどに分布するス・コルムバリアの矮小な選別種。鉢植えによく広く普及する。)
マツムシソウ (タカネマツムシソウの母種。日本各地に分布し、山地の日当たりの良い草地に生える多年草。高さ60〜90pでタカネマツムシソウより大きくなる。根出葉は羽状に深裂するが、頂小葉が大きく幅広い。)
高嶺松虫草。
別名ミヤママツムシソウ。