スイートピー

最終更新日
2018/01/18
●学名
Lathyrus odoratus
●科名
マメ科ハマエンドウ(ラティルス)属
●花期
5月〜6月
●生育地

地中海地域を中心に、ユーラシア、南北アメリカ、東アフリカに110種が分布。
本種はシチリア原産の蔓性の一年草。
イタリア・シシリー島生まれのこの花が世界中に広がったのは、エドワード7世(1841〜1910年)の王妃アレクサンドラが、式典や晩餐会で常に飾っていたことからといわれています。甘い香りは、ヨーロッパの女性たちに受け入れられ、寝室に飾る花として定着しました。

●特徴

4m近くにまでなる。葉は互生し、一対の小葉からなる。花は腋生し、長い花柄の先に蝶形花が1〜4つく。野生種の旗弁は赤紫色。翼弁は淡青色で葉脈がはいる。花色は青紫、紅紫、緋赤、紅赤、桃紅、桃、赤橙、クリーム。

●写真集

スイートピーの花スイートピー  庭の夏

●育て方

10月に種子をまくと5〜6月に開花する。
夏咲き系花壇用は、耐寒性が強く、長日下で花芽が分化、発達する。

冬咲き系切花用は、温室で栽培され、耐寒性、耐暑性ともに弱く、開花に長日の影響がなく、低温処理で開花が促進される。ほかに両者の中間の性質を持ち、5月に開花する春咲き系もある。

●近縁種

ランラス・モンタナス (原産地がヨーロッパの多年草)

●別名

カオリエンドウ、ジャコウレンリソウ

●花言葉
門出、やさしい思い出、繊細、デリケートな喜び
花言葉の「門出」「やさしい思い出」は、花びらが今にも飛び立つ蝶々に見えることからきています。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、花と木の名前(主婦と生活社)、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著、ナツメ社)