リュウキンカ

最終更新日
2016/02/16
●学名
Caltha palustris var. nipponica
●科名
キンポウゲ科リュウキンカ属
●花期
4月〜7月
●生育地

本州、九州に分布。山麓の湿地や沼などの浅い水中に生える多年草。

●特徴

黄金色の花を立ち上げて咲くことから名がある。花茎は直立し、高さ20〜50cm。花茎上部に付く茎葉の葉脈や茎頂に、鮮やかな黄色の花を付ける。根生葉は腎円形〜心円形で、縁に純鋸歯がある。

●写真集
リュウキンカの花リュウキンカ 裏磐梯

●育て方

春・秋は日当たりと風通しの良い場所で、花後〜夏は半日陰に、冬は凍結から保護できる場所で管理する。

湿性の植物なので、水切れに注意する。

春・秋に置き肥を与える。

植え替えは春に行い、硬質赤玉土、硬質鹿沼土の混合土か、ケトで底穴のない鉢に植え、水を張っても良い。

増殖は株分けによる。

鉢植えに適した流通品はヨーロッパ原産のヒメリュウキンカがある。

●近縁種

エゾノリュウキンカ (北海道、本州北部などに分布。リュウキンカよりも大型。)

エンコウソウ (北海道、本州などに分布。花の終わり頃になると、花茎が下垂する。)

ヒメリュウキンカ (ヨーロッパ原産。低山や湿った草原、湖沼周辺の林床などに自生する。名は似ているが別属。)

●和名
立金花
●参考図書
日本の高山植物(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)