レンゲソウ

最終更新日
2016/06/17
●学名
Astragalus sinicus
●科名
マメ科ゲンゲ(アストラガルス)属
●花期
4月〜5月
●生育地

古くから日本に渡来し、根には根粒バクテリアが共生し、空気中の窒素を固定して貯えるので、緑肥として水田でよく栽培されてきた春の風物詩のひとつ。田畑や土手、野原に生える中国原産の越年草の帰化植物。

●特徴

茎は基部から多数枝分かれして10〜30p、葉は9〜11個の小葉のある奇数羽状複葉で、互生する。小葉は倒卵形で、裏面に軟毛を持つ。葉腋から高さ10〜20cmの花茎が立ち上がり、花茎の先端に蝶形花を車輪状に付ける。

●写真集

レンゲソウの花レンゲソウ 野山の春

●育て方

日当たりの良い場所で育てる。施肥は特に必要なく、鉢で肥培しすぎると高く伸びすぎるので注意する。

灌水は1日1回。用土がやや湿った状態にする。

浅鉢に田土または赤玉土と腐葉土を混合した用土で植え付ける。

実が黒くなったものを採り播きすると容易に発芽する。大株での移植は嫌う。

●近縁種

キバナオウギ (中国原産の多年草。)

●和名
蓮華草。別名ゲンゲ(紫雲英)。花の形がハスに似ていることから、「蓮華草」と呼ばれるようになりましたが、正式な和名は「ゲンゲ」です。一面に野に咲く風景が、遠くから見ると紫色の雲がたなびいているように見えることからつけららました。
●花言葉
心が安らぐ、あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ
中国では、乾燥させて、生薬として使われており、花言葉も花に薬効成分があることに由来しています。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、日本の山野草(NHK出版)、山草図鑑(栃の葉書房)、美しい花言葉・花図鑑(ナツメ社)