古くから日本に渡来し、根には根粒バクテリアが共生し、空気中の窒素を固定して貯えるので、緑肥として水田でよく栽培されてきた春の風物詩のひとつ。田畑や土手、野原に生える中国原産の越年草の帰化植物。
茎は基部から多数枝分かれして10〜30p、葉は9〜11個の小葉のある奇数羽状複葉で、互生する。小葉は倒卵形で、裏面に軟毛を持つ。葉腋から高さ10〜20cmの花茎が立ち上がり、花茎の先端に蝶形花を車輪状に付ける。
レンゲソウ 野山の春
日当たりの良い場所で育てる。施肥は特に必要なく、鉢で肥培しすぎると高く伸びすぎるので注意する。
灌水は1日1回。用土がやや湿った状態にする。
浅鉢に田土または赤玉土と腐葉土を混合した用土で植え付ける。
実が黒くなったものを採り播きすると容易に発芽する。大株での移植は嫌う。
キバナオウギ (中国原産の多年草。)