オオバナノエンレイソウ

最終更新日
2018/04/01
●学名
Trillium camschatcense
●科名
シュロソウ科エンレイソウ属
●花期
4月〜6月
●生育地
北海道、本州北部に分布し、林内に生える多年草。
北海道ではしばしば大群落をつくる。
●特徴

茎は高さ約30p。葉は先端に3個輪生し、菱状広卵形で長さ10〜18p。茎頂に直径5〜7pの白花を1個つける。外花被片3個は緑色で長さ約3p、内花被片3個は白色で長さ約4pで先端はあまりとがらない。雄しべの長さは約1cmあり、花糸より長く、花柱は3裂する。子房は円錐状卵形で、3室、6個がある。柱頭は3裂し、外側に巻く。基部に紅紫色の斑紋が入るものと、入るものがある。
シロバナエンレイソウよりも大きい。

●写真集

オオバナノエンレイソウの花オオバナノエンレイソウ 上三依湿生植物園

●育て方

春・秋は日当たり、日射しの強くなる5月頃からは半日陰で管理する。

水はけが悪いと根茎が腐りやすいので、過湿に注意する。

肥料は多めに置き肥して肥培する。

植え替えは赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで、中深〜深鉢に植え付ける。

増殖は株分け・実生により、分けた根茎は腐敗を防止するため殺菌剤を塗る。タネはよく水洗いして果肉を取り除き、採り播きして乾燥させないように管理する。開花まで5年ほど書かkる。

●近縁種

エンレイソウ (山地の林内に生える多年草。)

ミヤマエンレイソウ (別名シロバナエンレイソウ。別名の通り、エンレイソウの白花種。 、3枚の萼片と3枚の白い花弁がある。)

●和名
白花延齢草<
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)