オミナエシ

最終更新日
2017/06/20
●学名
Patrinia scabiosifolia
●科名
スイカズラ科オミナエシ属
●花期
8月〜10月
●生育地
全国に分布。野山の日当たりの良い草地に生える多年草。
●特徴

直立する茎は、上部で分枝して高さ50〜100cmになる。各枝の先に多数の黄色の花を集散花序に付ける。混生葉がある茎に花が咲く。葉は羽状に深裂する。古くから親しまれる秋の七草のひとつで、庭植えにすると風情がある。

●写真集

オミナエシの花オミナエシ 花之江の郷

●育て方

年間を通して日当たりと風通しの良い場所で管理する。冬は霜よけが出来る場所で保護したほうが無難。

灌水は1日1回を目安に、地上部のない時期も乾きに応じて与える。

肥料は多めに、春・秋に1〜2回薄い液肥を与える。

植え替えは3月中旬頃行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土などの混合土で植え付ける。

増殖は、植え替え時の株分けか実生による。発芽率は良いが、開花には3年かかる。

●近縁種

キンレイカ (中部地方から中国地方にかけての太平洋側に分布。)

ハクサンオミナエシ (別名コキンレイカ。本州の日本海側に分布。)

タカネオミナエシ (別名チシマキンレイカ。北海道の礼文島、大雪山、アポイ岳、羊蹄山、太平山ほかに分布。高山帯の砂礫地に生える多年草。)

●和名
女郎花。
●参考図書
日本の野草、高山に咲く花(山と渓谷社)、別冊趣味の山野草栽培大辞典(神戸山草会)