直立する茎は、上部で分枝して高さ50〜100cmになる。各枝の先に多数の黄色の花を集散花序に付ける。混生葉がある茎に花が咲く。葉は羽状に深裂する。古くから親しまれる秋の七草のひとつで、庭植えにすると風情がある。
オミナエシ 花之江の郷
年間を通して日当たりと風通しの良い場所で管理する。冬は霜よけが出来る場所で保護したほうが無難。
灌水は1日1回を目安に、地上部のない時期も乾きに応じて与える。
肥料は多めに、春・秋に1〜2回薄い液肥を与える。
植え替えは3月中旬頃行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土などの混合土で植え付ける。
増殖は、植え替え時の株分けか実生による。発芽率は良いが、開花には3年かかる。
キンレイカ (中部地方から中国地方にかけての太平洋側に分布。)
ハクサンオミナエシ (別名コキンレイカ。本州の日本海側に分布。)
タカネオミナエシ (別名チシマキンレイカ。北海道の礼文島、大雪山、アポイ岳、羊蹄山、太平山ほかに分布。高山帯の砂礫地に生える多年草。)