コマツナギ

最終更新日
2016/01/31
●学名
Indigofera pseudotinctoria
●科名
マメ科コマツナギ属
●花期
7月〜9月
●生育地

本州、四国、九州に分布。野原や土手、道ばたなどの日当たりのよい乾いたところに生える草状の小低木。

●特徴

茎は緑色で細く、多く分枝して、高さ40〜90cmに立ち上がる。葉は4〜5対の小葉をもつ羽状複葉で互生する。葉のわきから総状花序をだし、紅紫色で長さ約5 mmの蝶形の花を多数つける。

中国では花や葉を食用とするほか、全草を乾燥させ、煎じて消化不良などに用いる。

●写真集

コマツナギの花コマツナギ 太平山

●育て方

日当たりと風通しの良い場所で乾き気味に管理する。

肥料は有機質肥料を置き肥する。

硬質赤玉土と硬質鹿沼土の混合土で深鉢に水はけ良く植え付ける。

挿し木・実生で殖やせる。

●近縁種

トウコマツナギ (中国原産、コマツナギより大きい。)

ナンバンコマツナギ (帰化植物。中央・南アメリカ原産、染料用に栽培されている。)

●和名
駒繋ぎ。茎は細いが、馬をつなげるほど丈夫なことに由来する。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)