本州、四国、九州に分布。野原や土手、道ばたなどの日当たりのよい乾いたところに生える草状の小低木。
茎は緑色で細く、多く分枝して、高さ40〜90cmに立ち上がる。葉は4〜5対の小葉をもつ羽状複葉で互生する。葉のわきから総状花序をだし、紅紫色で長さ約5 mmの蝶形の花を多数つける。
中国では花や葉を食用とするほか、全草を乾燥させ、煎じて消化不良などに用いる。
コマツナギ 太平山
日当たりと風通しの良い場所で乾き気味に管理する。
肥料は有機質肥料を置き肥する。
硬質赤玉土と硬質鹿沼土の混合土で深鉢に水はけ良く植え付ける。
挿し木・実生で殖やせる。
トウコマツナギ (中国原産、コマツナギより大きい。)
ナンバンコマツナギ (帰化植物。中央・南アメリカ原産、染料用に栽培されている。)