高さ約1m。花は長楕円形で、花弁の長さは約3cmで対生する苞のわきから柄をだし、集散状に3個ずつ花を開き、鮮やかな筒状花を横向きに咲かせる。葉は掌状で、やや光沢のある暗緑色、長さ・幅ともに10〜20cm。裂片は三角状で鋸歯がある。
自生地としては、紀伊半島の大峰山脈、四国の石鎚山、剣山、九州山地の 九州の祖母山 などが有名だが、関東以西に分布があるようだ。
キレンゲショウマ 日光植物園
キレンゲショウマ 日光・白根
半日陰だが、低地で夏の直射は厳しいので注意する。水はけの良さとアルカリ土壌を心がけ、水を切らさないようにする。春と秋に肥培し花の充実をはかり、翌年の開花に備える。
キレンゲショウマは挿し芽で根付くので、余分な枝があれば、切り取って挿し芽で殖やす。実生は採り播きする。
キレンゲショウマ属は日本固有の単型属。