本州(紀伊半島以南)・四国・九州に分布。森林の樹下に生える多年草。
エビネに似ているが、全体に大型で花色が鮮黄色、唇弁の中裂片が2裂しない点が異なる。
春、花茎を出し、鮮やかな黄色の花を10個前後総状に付ける。葉は20〜30pで2〜3枚つける。
通年半日蔭で風通し良く、空中湿度の高い環境で管理する。冬は室内に取り込み、凍結や霜・寒風から保護する。
灌水は乾いたら充分に与える。
肥培しないと花付が悪い。
花後か翌年の芽が充実する10月に植え替え。
用土は硬質鹿沼土・日向砂などの粗めで、鉢は市販のエビネ鉢または中深鉢を使用し、バルブが半分見えるように植える。
ウィルス病が大敵なので、媒介するアブラムシの発生に注意し、道具の殺菌を心掛ける。
エビネ (日本全国に分布。ジエビネとも呼ばれる。花色の変異が多い。)