キバナカタクリ

最終更新日
2017/04/09
●学名
Erythronium Pagoda<
●科名
ユリ科カタクリ属
●花期
3月〜5月
●生育地

北米の亜高山帯の山地の林下に生える。

●特徴

球根(鱗茎)をもつ多年草。高さ30〜40p、葉は楕円形、葉紋はない。
春に黄色の花を茎頂に一輪つける。

●写真集

キバナカタクリキバナカタクリ 春の野山

キバナカタクリキバナカタクリ 上三依湿性植物園

●育て方

用土は砂混じりの庭土に腐葉土やパーク堆肥を十分にすき込み、落葉樹の木陰などに植え付ける。

水やりは芽出しの時期は多めに与え、その後は、鉢の表面の乾き具合を見て与える。休眠中も続けるが、下記は過湿にならないように控えめにする。

日本産のカタクリより暑さに強いが、真夏の暑さには弱く、庭植えするのであれば西日の当らない半日陰がより。

殖やし方は、実生と分球によるが、ともに開花までに長い時間(6〜7年)を要する。

●近縁種

エリスロニウム「ホワイトビューティー」 (鱗茎が超えると花柄を分岐し、花を数個も付ける。オレゴナムの交配種。)

エリスロニウム・テンスカニス「パープルキング」 (ヨーロッパ原産のデンスカニスの花が大きい藤紫色の選別種。夏期に過湿にしないこと。この頃より肥培につとめる。)

エリスロニウム「スザンナ」 (北アメリカ原産のツオルムネンセとオンゴナムとの交配種。)

エリスロニウム「アメリカナム」 (主に湿潤で砂の多い草地に自生する草丈5〜10cmの小型種。北アメリカ東部の原産。)

エリスロニウム・レボルツム・ジョンソニー (北アメリカ原産で太平洋側に分布。)

エリスロニウム「サンディスク」 (花の中央部に描く橙褐色の模様が特徴。「パゴダ」の実生で出た選別種。)

カタクリ (球根(鱗茎)を持つ多年草で、原野〜山地の落葉樹林の明るい林床に生え、しばしば群落を形成する。)

●和名
黄花片栗。
●参考図書
野に咲く花(山と渓谷社)、山野草大百科(講談社)