イワチドリ

最終更新日
2016/03/29
●学名
Amitostigma keiskei
●科名
ラン科イワチドリ属
●花期
4月〜5月
●生育地

本州(中部地方〜近畿地方)、四国に分布し、山地の渓谷の岩上などに生える多年草。

●特徴

高さ5〜15pで、茎の下部に葉が1枚付く。花は茎頂に数個が一方向に傾いて咲く。

交配実生技術の発達により、さまざまな花模様・花形の品種が作出されている。

●写真集

イワチドリイワチドリ 春の庭

●育て方

風通しの良い場所で管理し、水は1日1回充分に与える。冬の間は無加温のフレームや発泡スチロールの箱に入れて、凍らないように保護する。

休眠期に植え替える。

硬質赤玉土と硬質鹿沼土の混合土で植え付ける。石付けにしたり、ヤシャゼンマイの根元などに付けると、より風情が高まり、自生地の景観が楽しめる。

増殖は新しくできた子球をはずして植えるか、実生による。タネは段ボール片を入れた用土に播くと良く発芽する。

●近縁種

ウチョウラン (山地の湿った岸壁や岩場に生える自生のラン。)

オキナワチドリ (九州南部から琉球列島の海岸近くの草地や岩礫地に自生する。)

●和名
岩千鳥。
別名八千代。
●参考図書

日本の野草(山と渓谷社)、家庭の園芸百科(主婦と生活社)、山野草大百科(講談社)