花茎は4〜5p。花色は緋、赤、紫桃、桃色のほか複色もあり多彩である。
従来は半日陰の花壇に多く利用されていたが、品種改良が進み、矮性化された実用的な品種が数多く生まれ、露地の強光下の花壇にも植栽が可能になった。
多くの草花は日当たりが良くないと花を咲かせることができない。しかしインパチェンスは半日陰でもよく花を咲かせ、しかも次々に休みなく開花しつづけるので近年、非常に人気が高い。
属名はラテン語のimpatiens(耐えられない)に由来する。この植物の熟した果実が、耐えられないとでもいうように急にはじけて種子を飛ばすことからつけられた。
インパチェンス
趣旨で増やす。発芽適温は20〜25℃。覆土はしない。
過湿と過乾を嫌うが、やや湿度のあるほうが生育が良い。半日陰で美しい花を咲かせる。
キツリフネ (黄花。山地の渓流沿いや湿った林内に生える一年草。)
ツリフネソウ (赤花。北海道から九州までの各地の山間のやや湿った林中などに自生する一年草。)
ハガクレツリフネ (赤と白が混ざった花。山地の林内に生える一年草。)