本州、四国、九州に分布。滋賀県伊吹山に多い。高山〜亜高山帯の日当たりの良いやや湿り気のある所に群生する多年草。
茎は細長く直立し、高さ50〜120pになる。根出葉は長楕円形で長い柄をもつ。花は白または淡紅色で、長さ3〜8pの穂を形成し、径約5oの穂を形成し、径約5oの小花を総状に咲かせる。
イブキトラノオ 日光・白根
風通しの良い日当たりで管理すると、草丈が詰まった状態で花を付けるので良い。
灌水は乾き具合を見て充分に与える。
肥料は置き肥するほか、薄い液肥を与える。
植え替えは硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで水はけ良く植え付ける。
増殖は株分け・実生による。
クリンユキヒデ (本州、四国、九州に分布し、山地の林内に生える多年草。)
ナンブトラノオ (日本固有。早池峰山に分布。高山帯の蛇紋岩の礫地に生える。)
ハルトラノオ (別名イロハソウ 。本州、四国、九州に分布し、山地の林内に生える多年草。)
ムカゴトラノオ (別名コモチトラノオ。北海道、中部地方以北に分布。)