ヒロハツリバナ

最終更新日
2021/08/22
●学名
Euonymus macropterus
●科名
ニシキギ科ニシキギ属
●花期
6月〜7月
●生育地

北海道、本州の近畿地方以北、四国の山地帯〜亜高山帯の林内や林縁に生える落葉低木。【基準標本/アムール】

●特徴

葉は長さ5〜12cm、幅3〜7cmの倒卵形〜倒卵状楕円形で先は急に鋭くとがり、ふちに細かい鋸歯がある。葉腋から長さ4〜8cmの花柄を伸ばし、直径約6mmの淡緑色の花を10数個つける。花弁と萼片は4個。果実は横に張り出した4個の翼があり、赤く熟すと4裂し、黄赤色のの仮種皮に包まれた種子を出す。

オオツリバナは果実に鋭い稜があるが、ヒロハツリバナのような大きくはりだした翼はない。花はオオツリバナはふつう5数性。ヒロハツリバナは4数性で区別する。

●写真集

ヒロハツリバナの花ヒロハツリバナの花

ヒロハツリバナヒロハツリバナ 尾瀬

●育て方

●近縁種

オオツリバナ (山地の林内に生え、暗緑色の小さな花をつける。)

ニシキギ (日本の九州から北海道まで分布する落葉低木。)

ムラサキツリバナ (別名:クロツリバナ。北海道と本州中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の林縁に生える落葉低木。暗紫色の花を数個つける。)

●和名
広葉吊花。
別名:ヒロハノツリバナ
●参考図書
高山植物、樹に咲く花(山と渓谷社)