ヒナゲシ(グビジンソウ)

最終更新日
2018/02/08
●学名
Papaver rhoeas
●科名
ケシ科ケシ(パパベル)属
●花期
5月〜7月
●生育地
ヨーロッパ原産の一年草または多年草。
●特徴

花径は5cm〜6pで紅色、ピンク、白、絞り等の花を咲かせる。

●写真集
ヒナゲシ(グビジンソウ)の花ヒナゲシ 野山の夏

●育て方

東京では前年の10月いっぱいに種まきをすれば、越冬して翌年5〜6月には見事に開花する。移植を嫌うので種まきが基本。

●近縁種

チシマヒナゲシ (千島からカムチャッカ半島に自生する黄花種)、

リシリヒナゲシ (北海道利尻島の黄色花)

アライトヒナゲシ (白花)

ホソバアライトヒナゲシ (薄く紅をさす小型種)

この他ヒナゲシの仲間には、
オニゲシ (オリエンタルポピー)

シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー)などがある。

●和名
雛罌粟・雛芥子
別名グビジンソウ(虞美人草)、コーン・ポピー、シャーレイポピーなど
中国・秦末期の武将項羽が劉邦に追いつめられたと知り、項羽の愛人・虞美人が自害してしまったという伝説があり、そのお墓に毎年咲くという真っ赤な花が虞美人草で、ヒナゲシの別名です。華奢で透きとおるような花弁が虞美人の美しさを表しています。
●花言葉
忘却、眠り、想像力
(赤)感謝、慰め
(白)眠り
(青)富、成功

ギリシャ神話では、 眠りの神ソムアヌが豊穣の神デメテルを眠りにつかせるためにつくった花とされ、花言葉の「眠り」はそれに由来しています。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、山野草大百科(講談社) 、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著、ナツメ社)