ヒゴタイ・ルリタマアザミ

最終更新日
2016/02/18
●学名
ヒゴタイ Echinops setifer
ルリタマアザミ Echinops ritro
●科名
キク科エキノプス(ヒゴタイ)属
●花期
8月〜10月
●生育地

ヒゴタイの仲間は世界で120種ほどあるが、日本での自生はまれで、本州中部地方南部(愛知県、岐阜県、広島県)から四国、九州にかけての日当たりのよい草地に隔離分布する多年草。

●特徴

ヒゴタイの花は径5cmほどのルリ色の球形で美しい。茎は太くて高さは1mほど。長楕円形で羽状に深裂し、短い刺針のある鋸歯がある。裏面はクモ毛が生えて白色。頭花は1個の筒状花からなり、頭花が集まって直径約5pの球状の花序となる。痩果は実に毛がある。

ルリタマアザミは地中海沿岸〜西アジア原産の多年草。 茎の先に花径3〜4pの球状の花を咲かせる。

●写真集

ルリタマアザミの花ルリタマアザミ 夏の庭

●育て方

日当たりと風通しの良い場所で管理し、水は1日1回充分に与えるが、過湿は禁物。また、水切れで葉焼けさせないように注意する。軽石に硬質鹿沼土を混合した用土で水はけよく植え付ける。殖やすには株分けが良い。

●近縁種

ユキバヒゴタイ (北海道の夕張岳・戸蔦別岳に分布し、高山帯の蛇紋岩地にのみ生える多年草。)

●和名
肥後躰。平江帯。
瑠璃玉薊。
●参考図書
日本の野草、園芸植物(山と渓谷社)