北海道・本州(近畿地方以北)に分布。深山の林内などに群生する多年草で強いねぎ臭を持つ。
鱗茎は披針形で長さ4〜8p、外側に褐色の網状繊維がある。葉は長さ20〜30p、幅3〜10cmの長楕円形で、扁平。6〜7月に高さ40〜70pの花茎を伸ばし、茎頂に白色ときに微黄色を帯びる小花を多数咲かせる。
国内最大の自生地北海道では、かつてアイヌの人々の間で、そのにおいが魔物を払うと信じられていましたが、ヨーロッパでも薬用や魔物払いに使われてきたようです。
ギョウジャニンニク 花之江の郷
春は日当たり、初夏以降から半日蔭で管理。早春と花後・秋に置き肥する。
植え替えは2〜3年に1回、秋か早春、または花後に行う。あまり細かく分けず、大割りする。
用土は赤玉土か硬質鹿沼土を用いる。
増殖は株分け・実生による。庭植えには、夏に日陰になるような場所を選ぶ。
シブツアサツキ (谷川山系、至仏山の亜高山帯〜高山帯の蛇紋岩地に分布。)
シロウマアサツキ (紅紫色の花で長野県の白馬岳に多い。)
深い悲しみ