北海道(北見山系、大雪山系、日高山地、増毛山、樽前山地、狩場山)、本州(焼石岳、鳥海山、月山、上越山地、日光、尾瀬、白山)。北太平洋地域。
花冠の筒状部に毛がない。
過湿や高湿に弱いので暖地では深めの鉢がよく、深めの4〜5号程度の鉢を使用。水はけを配慮し、硬質鹿沼土5に軽石砂5などを配合して植える。
植替えは2年に一度ほど行う。適期は花後と9月中旬〜10月中旬。
1年を通して日なたで風通しの良い場所に置く。
水やりは鉢の表土の乾き具合を見て、たっぷりと施す。
施肥は植え付け後に化成もしくは有機性の固形肥料wを鉢縁に花後と秋にも同じ肥料を追肥する。
株が混み合うと花つきが悪くなる原因となる。
殖やし方は植え替え時の株分けと実生増殖。
ウサギギク (基準標本/立山。高山帯の乾いた草地や砂礫地に生える多年草。北海道ではエゾウサギギク、本州中部ではウサギギクが多い。)
オオウサギギク (沿海州やサハリンはふつうに見られるが、日本では北海道の礼文島と樺太郡のピンネシリ山の草地にだけ生える多年草。)
チョウジギク (本州の日本海側と四国の剣山に分布し、山地帯〜亜高山帯の湿った草地に生える高さ20〜70pの多年草。
1986年に月山でウサギギクとチョウジギクの雑種が発見された。チョウジギクの頭花に舌状花が入った形のもので舌状花はウサギギクより少なくて小さい。高さは5〜15pで、茎の上部には白い毛が多い。)
ハンヤエウサギギク (舌状花が2〜3列ある半八重のもの。)