四季の山野草/山野草図鑑
学名: Amaryllidaceae
分類:双子葉葉植物
ヒユ亜科とセンニチコウ亜科に分かれ、前者はさらにヒユ連とケイトウ連の2連に分かれる。世界中の温帯から熱帯地方に広く分布し、約71属800種を有する大きな科、アカザ科と類縁関係が強く、並べて扱われることが多い。テランセラ(アキランサス)、ケイトウ、センニチコウなどの園芸植物はその代表。
特にわが国では、ケイトウの品種改良が進んでいる。
(印象)ケイトウやセンニチコウなどの花は乾いた花びらで、色鮮やかな感じだ。
ヒユ科の屬と花の紹介(四季の山野草編)
- アマランサス(ヒユ)属 (Amaranthus)・・・熱帯、亜熱帯、温帯に約60種が分布する一年草。葉は単葉で互生し、花は単生または両性で小さく、雌雄同株または異株あるいは雑居生。
本属にはテランセラなどがある。
- アルテナンセラ(ツルノケイトウ)属 (Allernanthera)・・・メキシコからアルゼンチンに200種が分布する一年草または多年草で、匍匐または直立する。
本属にはヒモゲイトウ(別名センニンコク)や熱帯アジア原産のハゲイトウなどがある。
- ケイトウ(ケロシア)属 (Celosia)・・・アジア、アフリカ、アメリカの熱帯から亜熱帯にかけて50種が分布する一年草、低木。花は両性で、子房は2〜多数の胚珠を含む。
本属にはケイトウ(別名:トサカケイトウ)、ヤリゲイトウ、フサゲイトウなどがある。
- センニチコウ(ゴンフレナ)属 (Gomphrena)・・・熱帯及びアメリカ、オーストラリアに90種が分布する一年草または多年草。
本属にはパナマ、グアテマラ原産のセンニチコウやメキシコ原産のキバナセンニチコウなどがある。
参考文献
園芸植物 (山渓カラー名鑑)