ウメモドキ

最終更新日
2017/11/25
●学名
Ilex serrata
●科名
モチノキ科モチノキ属
●花期
5〜7月、(果期)9〜12月
●生育地
本州、四国、九州の湿原の周辺などの湿った場所に自生する。
●特徴

山野や湿地に生え、高さ2〜3mになる落葉低木。葉は長さ4〜9cmの楕円形〜卵形披針形で、先は尖り、縁に細かな鋸歯がある。葉腋に淡紫色で径3〜4mmの小花を咲かせる。雌雄異株。
果実は径約5mmの球形で晩秋に赤く熟す。

●写真集

ウメモドキの花ウメモドキの花

ウメモドキの実ウメモドキ 庭の秋

●育て方

生育期は日当たりと風通しの良い場所で管理する。交配後の施肥や徒長枝の切りつめで実の落ちることがあるので、ともに9月中旬以降に再開する。

植え替えは2〜3年に1回、春に行う。

用土例として赤玉土7・富士砂3の混合土など。

剪定では徒長枝が中心で、短枝を残す。

実を確実に付けるには雄木が必要。

●近縁種

キミノウメモドキ (花や果実が黄色の品種。)

クロガネモチ (関東地方から南部、台湾まで自生する常緑高木。モチノキに似るが、葉の光沢が強く、葉柄や新芽が紫色を帯びる。)

シロウメモドキ (花や果実が白色の品種。)

モチノキ (本州南部から台湾まで自生する常緑高木。)

●和名
梅擬。
葉が梅に似ているのでこの名がある。
●参考図書
山草図鑑(栃の葉書房)、園芸植物(山と渓谷社)