この属は洋ランでも人気のあるデンドロビウム属で、東アジアからインド、マレーシア、オーストラリアなどに約1000種ある。
日本にはセッコクと暖帯南部にキバナノセッコクが自生し、岩手県以南の本州、四国、九州、琉球に分布する。
山地の常緑樹の棚上や岩上に着生する野生のラン
セッコク
通気性のよい2.5号〜3.5号ほどの素焼き鉢に、乾燥したミズゴケを硬めに握り玉状にして、その上に根を広げて、その上から長めのミズゴケで根を押さえて鉢に盛り上がるように植える。ヘゴへの着生、常緑の庭木の幹などの半日陰に着生させてもよい。幹に根を広げて、上からミズゴケをかぶせ、糸や紐で固定する。
植替えは2〜3年毎に花後か秋。
置き場所は木陰などの空中に吊るす、もしくは風通しの良い半日陰に置く。
水やりは鉢の表面の乾燥を確認して与える。多湿を嫌う。
施肥は花後と秋に固形肥料を少量置肥。
殖やし方は植え替え時の株分け、もしくは花の終わった茎を切り取り、ミズゴケに伏せる矢伏せで発芽させる。また、茎にできる高芽を外して植えてもよい。