オゼミズギク

最終更新日
2016/02/16
●学名
Imula ciliaris var. glandulosa
●科名
キク科オグルマ属
●花期
6月〜10月
●生育地

山中の湿地に生える高さ25〜50cmの多年草。

●特徴

茎の中ほどから上部の葉の裏に腺点が多いのが特徴である。根出葉は花のころまでにロゼット状に残り、はじめは毛が多い。茎葉はなかば茎を抱く。頭花は3〜4cmで、茎の先に普通1個つく。

●写真集
オゼミズギクの花オゼミズギク 尾瀬

●育て方

春・秋は日当たりと風通しのよい場所で管理するが、乾燥に注意し、水を切らさないようにする。夏は半日陰の涼しい場所で、過湿による蒸れに注意する。冬は寒風を避けて管理する。

肥料は置き肥か、薄い液肥を月に1回与える。

植え替えは新芽の伸びる春に行い、中深鉢に植え付ける。

増殖は挿し芽で、花が咲く前に約10cmの挿し穂をミズゴケ床に挿す。

●近縁種

ミズギク (オゼミズギクの母種。山地や高原の湿地に生える多年草。)

●和名
尾瀬水菊。和名のミズギクは水湿地に生える菊の意味。尾瀬に多いのでつけられた。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、山草辞典(栃の葉書房)