日本、朝鮮半島、中国に分布し、日当たりの良い山地や丘陵地の草原に生える多年草。
全体に白い毛が密生する。花茎は開花時に高さ約10cmで、花後さらに伸びて約40cmになる。花は鐘形で、花弁のように見えるのは萼片。根生葉は2回羽状複葉で、小葉はさらに細かく切れ込む。
ヨーロッパ原産のものも流通しており、中でもブルガリスは花色が豊富で、上を向いて咲く。
オキナグサ 庭の春
洋種オキナグサ〜白花 庭の春
風通しの良い日当たり、真夏は半日陰で管理し、長雨には当てない。
春・秋に置き肥と液肥を併用する。
植え替えは花後か秋に行い、硬質鹿沼土・軽石の混合土などで水はけ良く深めの鉢に植える。
増殖は株分けもできるが、実生のほうがよく、タネの毛を取って播く。2年で開花する。
カタオカソウ (千島列島に分布。)
ヒトツバオキナグサ (サハリンに分布。オキナグサやカタオカソウとは別属。)
プルサチラ・ブルガリス「アルバ」 (ヨーロッパ原産。ブルガリスの園芸品種で花は白色。)
プルサチラ・ブルガリス「ルプラ」 (ヨーロッパ原産。ブルガリスの園芸品種で花は濃い赤紫色。)